はたと気付いたのでメモします。
ACE COMBATシリーズは凋落傾向にあると思いますが、もともとは素晴らしい内容でした。ではシリーズ全体が上昇線から下降線に移行するタイミングはどこかというと、境界はZEROだろうと感じます。ZEROまでは肯定しても良いがその先は徐々に落ちていく感じです。そして、まともに遊べないほどのタイトルまで出てきています。
- X 操作性の悪いPSP。ストーリー性も希薄
- 6 明らかに日本人にはコントローラが大きく重すぎるプラットフォーム選定ミス。ストーリーも平凡でイマイチ。送り手の思惑だけで噛み合っていない痛機
- イノセン・テイセス 操作性の悪いヌンチャクの選定ミス
- Xi 人気はあるが論外の操作性のプラットフォーム。機体や追加ミッションへの悪評の高い追加課金
- X2 操作性の悪いPSPである上に、明らかに既にダメであることが見え見えのマルチプレイヤータイトル
そしてはたと気付きました。
このタイミングはバンダイとの合併と同期している?
- 2006年3月23日 ACE COMBAT ZERO
- 2006年3月31日 バンダイのゲーム部門を統合し、社名をバンダイナムコゲームスに変更
ということは、バンナムの経営陣が分かっていないために、明らかに「勝てない」前提でのトップの判断が行われ、最初から「勝てない」ゲーム作りが進行している?
別解 §
実はさほど意味のないASGとやや高すぎる難易度を失敗に数えるとすれば、ZEROを凋落の始点にも位置づけられます。
更に以下のような記述も踏まえて考えると。
末期のナムコは成果主義を語る上で失敗例の1ケースとして取り上げられる事が多い。バンダイと統合した現在も成果主義を廃していないと見られる。
そうすると、実は既にZEROも問題の波をかぶり始めていたことになります。
つまり、問題は以下の点より手前にまでさかのぼれます。
2005年6月25日の第50回定時株主総会でナムコとバンダイの経営統合の議案が可決承認され、上場会社としてのナムコは2005年9月29日に幕を下ろし、以降は株式会社バンダイナムコホールディングスの子会社となった。
とすれば、以下のタイミングでも既に問題の波をかぶっている可能性があります。
2004年10月21日 ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR
ならば以下の理由も分かります。
- 些細なつまらないバグが多いこと (ヘリがワープしたりセーブするとキャンペーンが消えたり)
- 遊びとしてはあまり出来が良くないアーケードモードがあること
つまり、目先の成果を要求したために、本来あるべき品質維持のための手間が削られ、その分の手間がアーケードに投入されたものの、良ゲームとして練り込めるだけの余裕などあるはずがない、ということになります。そして、品質低下の結果としてスコアアタックの安定性に欠く内容になり、ACE COMBAT 04で得たファンも離反してしまうのかも。
いずれにせよ §
いずれにせよ、Project Acesに未来はなく(彼らの問題というよりは、もっと上の意志決定レベルだろう)、大いにこのチャンスにつけいる隙は大きく、そこを突いてきたのがH.A.W.Xというわけでしょう。だからこそ、このタイミング(2009年)でのH.A.W.Xというのも良く分かります。2005~6年時点で見極めて開発に着手したのなら、おおむねああいう発売時期になるのでしょう。まあ、本当にH.A.W.Xが付け入れたのか否かは微妙ですが。ナムコの遺産を狙っているのがH.A.W.Xだけとは限りません。
補助線は §
GNO3の開発コンセプトが明らかに一部プレイヤーの希望とずれているという問題もあります。我がリーヤ騎士団の隊長もやる気が減退しております。そこからの類推を含みます。これもバンナムのずれている部分かも?
という話を §
という話は単なる思いつきのメモだから、信じてはいかんぞ。